株初心者は絶対にインベスターZを読むべき4つの理由

フリーランス農家のきしころです。

現在株に600万円投資していますが、1年前の投資金額は0円でした。

そんな僕が株への興味を一気に爆発させた漫画、それがインベスターZでした。

中学1年生の孝史が、「道塾学園」という中高一貫学校へ入学。生徒は全員一切の金銭負担がないのですが、学年1位の生徒は「投資部」に入部させられ株などで運用して資産を増やしていくことが義務となります。

“Aさん”
株始めたいんだけどおすすめの本ない?

と聞かれたらまずこれをおすすめしています。今回はなぜインベスターZ株初心者・未経験者におすすめするのか、理由を紹介していきます。

インベスターZで分かるのは投資の概念だ

先に言っておきますが、

きしころ
インベスターZだけを読んで投資が成功する確率は低いです。

インベスターZで学ぶことができるのは「投資の概念」。つまり

  1. なぜ投資する必要があるの?
  2. 投資ってそもそも何?
  3. お金とは?
  4. 心の持ち方

という部分。株のチャートがこうなったら売れ!買え!とかはほとんど出てきません。

投資をするにあたりそもそもの部分を知ることが出来るので、まずは読むべきなのです。

学校で教わらない株やお金の歴史

日本の義務教育では経済学が導入されていません。

株の誕生から現在の日本ではどのような立場を持っているか、全く知らない人も多いのではないでしょうか。

実はアメリカよりも早く日本で株式取引はされていたんですね。信用取引なんていう現代にも残っている制度も導入されていることは全く知りませんでした。

そもそもお金とは何か?

そもそもお金とはなんなのでしょうか?お金があることで僕たちの生活はどのような利便性があるのでしょうか?このようなことを考えたことがある人はいるでしょうか?正直僕はインベスターZを見るまで考えることはありませんでした。

これはインベスターZ1巻で詳しく紹介されていますが、2017年最大の衝撃でした。誇張していません。

ほぼ毎日使うお金というシステムがいかに素晴らしいものか認識できたことは、僕の投資概念に大きく影響を与えています。

生命保険について

日本人の生命保険加入率は知っていますでしょうか?多くの試算がありますが平均して80%ぐらいだと言われます。この記事を10人読んだら8人入っている計算。ちなみに僕は入っていません。

この生命保険のカラクリについても、非常に分かりやすく説明されています。僕の弟にその章を読ませたらすぐに解約していました。

考えてもみてください。僕たち国民は毎月多額の保険料(国民保険)を支払っていますよね。僕は月1,7万円ぐらいですが完全に掛け捨て。

この中には高額療養費制度と言う制度があります。医療費が高額になった時、この制度を使うと医療費の還付が受けられます。ざっくり話しちゃいますが、ガンになって100万円の医療費がかかったとしても数万円で済みます。

ほとんどの人がこの制度を知らないので保険会社の営業さんに

“営業の人”
日本人の3割は「ガン」にかかるんです!

って言われて保険入っちゃうんですね。無知なので騙される方が悪いですが、高額療養費制度という制度を話さない保険会社には悪意を感じます。

今生命保険に入っている方は、本当に必要か見直してみましょう。多くの場合が要らない保険に入っているはずです。少なくとも、生命保険にかけるお金を株に変えて運用した方がパフォーマンスは出るでしょう。

生命保険がいかに不要であるか詳しく知りたい方は「投資なんか、おやめなさい」という本がおすすめです。

タイトルはめちゃくちゃ煽っている本ですが、言ってることは至極真っ当でした。

戦争とお金の関係

インベスターZでは株のを始め、戦争とお金の歴史を簡単に説明してくれます。下記画像の様な感じ。

現代では当たり前の様に日本人は貯金好きですが、「日本人はいつから貯金好きになった?」ということが分かりやすく触れられていました。

太平洋戦争周辺で国民総動員して戦争を行うにあたり、貯金が国から推奨された結果、今のように貯金大好きな国民性に変わってしまったんです。

戦争時代の政府の考え、プロパガンダを理解することは今の当たり前の生活に疑問を呈するようになるでしょう。ちなみに僕の祖母(78歳ぐらい)は

“祖母”
お金は全額貯金しなさい!

と会う度に行ってくるので積極的に会うことは既にしていません。悲しいことですが家族間での価値観の違いですね。

銀行預金がいかに無駄かは「銀行にお金を預けると実はお金が減っている理由と対策」で解説しています。

僕は投資抜きにこれからの日本を生きていく術はないと思っています。年金はないし増税は割けられませんからね。

詳しくは「年金支給繰り下げによる労働から老働へのパラダイムシフト」にて紹介しています。

「投資はギャンブル」からの脱却

僕も昔は

きしころ
投資なんかパチンコと同じやろ!!

と思ってました。でもこれは誤った認識。株式投資は資産形成に大きく役立ちます。パチンコの場合、時間とお金を使って消耗していくだけですが、株式は時間を使って資産を大きくしていきます。

もちろんギャンブル的な株式投資もあります。3日で2倍になる株価を狙うとか。そういう投機的なやつですね。それはギャンブルです。

インベスターZを読んだ後に

“Aさん”
投資はギャンブルだ!

って言ってる人は一生投資なんかできないのでさっさと労働してお金を稼いだ方がいいです。投資はギャンブルと思っているその時間が機会損失ですが、投資する脳にならないのに投資する必要はありません。

僕はインベスターZ、マンガーの投資術を読んで株式投資に参入しました。

戦争時代に貯蓄を刷り込まれたように、国のプロパガンダに従っていては一生豊かになることはないです。現に投資をせずお金持ちになった人はこの世にいません。

もう投資せず生きていける時代じゃないのを、20代はかすかに感じ取っているはずです。

20代が少額かつ簡単に始めることのできる資産運用7選」では株式投資以外の投資にも触れています。

まとめ

初心者がインベスターZを見るべき理由を4つ紹介しました。

僕の中では「お金とは何か」という解があったという非常に大きなインパクトを受けました。

投資の本は文章ばかりで難しいし、実用的な話が多いです。インベスターZのような漫画で入っていくのも抵抗が少なくおすすめです。まずは1巻を買ってみてください。

Kindle Unlimitedでは1巻が無料で読めます。