昨年IT企業→農家と華麗に転身しました。最近田舎移住は流行っているし、「自給自足」「無農薬野菜」など健康志向の一大ブームが来ているのは疑いようのない事実ですよね。
そんな田舎移住と考えた際の仕事の一つに、
「農家になる」。
が簡単に浮かぶと思います。
新規に農家になるひとを、「新規就農者」なんていいますが、
実際どうなの?
っていう気になるところを書いていきます。
ほとんどの方が家庭菜園で十分なはずです。そんな方向けに貸し農園「シェア畑」をおすすめする4つの理由を書きましたので合わせてごらんください。
また、賛否はありますが、地域おこし協力隊として3年間給料200万円もらいながら農業を学ぶという手もあります。
こちらのAP地方創生プロジェクトに登録すると、自分の状況に合わせて適切な地域おこし協力隊赴任先を紹介してくれるのでおすすめです。
また、協力隊になる際は地域おこし協力隊になる時必見の6項目を現役隊員が語るを熟読してから応募することがおすすめです!
そもそも農家になりたいのか?
そもそも論ですが。
- 農家になりたい
- 移住
という流れで農家になろうとしていますか?
もしあなたが、
- 移住しよう!
- 仕事は農業!
という考えで農家になるなら99%辞めた方がいいです。
1人身ならまだ生きていけるものの、家族と行ったらのたれ死にます。本当に農家になりたくて移住してみるのか、考えてみましょう。
自分の食べているものに関心がある。(無農薬野菜が絶対)
という場合は、家庭菜園で十分な場合がほとんです。ここを間違えると取り返し付かないこともあるので注意してください。
儲けたいのか、生きていきたいのか
新規就農の場合、「雇用」「自分で畑を持つ」この2つが考えられます。初めに言っときます。
農業初心者が最初から自分の畑を持つと金銭的に死にます。
移住先の選定から、器具や畑を持つなど、初期投資がものすごくかかるうえに、作物ができるまでは収入がありません。
トラクターなどは貸してもらうこともできますが、地域に入る人がいきなり貸してくれる場所なんてそうそうありません。
そして、
農業初心者のあなたの作物を買ってくれる消費者はほとんどいません。
50年ナス作ってるおばちゃんと初年度のあなたのナスが直売所で隣に並びます。何のブランディングもない場合、どちらを買うかは明白ですよね。
いきなり農業で食っていくのは厳しいため、条件を満たした新規就農者へ農林水産省の補助金があります。
5年間の間、年間150万もらえます。しかし、5年がんばっても成果が出ず辞めて行く人が大半です。
補助金付けて農家を増やそうとしていますが、このおかげで甘えてしまい必死になる人が少ないです。本当に農業で儲けたいのであれば、ものすごく知識がいります。
農業、作物について知らないまま畑を持つと、間違えて農薬大量にぶっかけたり、或いは少なかったりして作物が全滅します。
相当な知識と覚悟、予算がない場合雇用される場所で経験を積むのがおすすめです。
農業は、誰でも出来るものではなく、
伝統工芸ぐらいの勢い。
と思ってください。
最大の問題:価格
畑を持った場合、これが最大の問題です。
価格設定。
新規就農者は生きていくために儲けないといけません。しかし、直売所に並ぶ作物。それは…
年金受給者が作ってる作物。
です。
そうなるとどうなるか?
- 年金受給者はおこづかい稼ぎのため安く設定できる。
- 新規就農者は見た目も悪くうれないためもっと下げる。
- 直売所の価格崩壊が起こる。
です。
現に僕が出していたところ(道の駅)では、
ナス4、5本で100円です。トマトも10個入って300円の様な事が普通に起こります。ものすごく安いですよね。
スーパーでは考えられない価格の中で闘わないといけません。
営業すればスーパーにも出せますが、あなたの作物はスーパーに並んでも恥ずかしくない商品ですか?
それでもあなたは農家になりたいですか?
それでも農家になりたいですか?
「農家」といっても、作る事だけが仕事ではありません。畑を借りたり、出荷先を探したりする「営業」。
頭脳活動こそ農家の本質だと思います。作るのなら誰でも出来るんですよね。
どう自分の作物、自分に付加価値を付けて売っていくか。これが大事です。
思った以上にやってみると厳しいですが、作物は人生に彩りを加えてくれます。
補助金に頼らない農家生活をしてくださいね。
いい農家LIFEを。
いきなり農家は難しい。という方向けに貸し農園「シェア畑」をおすすめする4つの理由を書きました。
少しでも土や畑の1年の流れなどを知っておくことは将来必ず役に立つので、農家になりたい人、家庭菜園をやってみたい人はご覧ください。
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