素人がさつまいも就農してさつまいも5,000本植えた話

滋賀に移住し就農しました。

最初にさつまいもを5000本植えました。時期と土地的にさつまいもしかできなかったんです。

出身は愛知県の知多半島という名古屋から下にちょっといったところ。

そんなに農業地帯でもなければ、家が農業をやっているわけでもない。

農業といえば、小学生のときに学校で作ったさつまいも、米。

本当に20日でできるのか疑問におもい作ってみた二十日大根。

進研ゼミについてきた枝豆。

程度の記憶しかない。

就農の経緯

ちょうど1年半前。鹿児島から北海道まで歩く中で全国各地の農家さんとお話しする機会が多々あった。

その中で1番印象に残っている言葉

「いやー出荷用の野菜なんて家族に食べさせれないよね」

その方によれば、野菜は農薬だらけで家族には食べさせたくないとのこと。

出荷用の畑と、家族用の畑(無農薬)で分けていた。

スーパーに並んでる黒光のナス、綺麗な葉をしている高原レタス。

そのどれもが農薬まみれだと。

ほう。

ならば1度就農してみよう。

無農薬野菜とか、自然農法、有機農法とかいろいろあるが、違いはよくわからないまま就農。

ひょんなことから滋賀に移住し、初年度は手がかからないといわれるさつまいも5000本を植えてみた。

畑を耕す

まず土地と機械を借りて土地を耕す。

15年程度使ってなかった土地らしい。

猫がよく出た。

農地は現地で耕作放棄地30a(900坪程度)を拝借(上記画像は15a程度)

トラクターや畝立て機も現地で拝借した。

土地代はタダ。作物で奉納。

耕作放棄地なので、貸す方も誰かに使ってもらえば雑草の管理をしなくていいのだ。

さつまいもを植える

耕した土地に黒マルチ(ビニール)を引いて穴をあけさつまいもを植える。

これが死ぬほどつらい。

まずマルチを引くのがつらい。

飛ばないように砂を被せながら機械で引いていくのだが、砂を被せるのが死ぬ。

続いて穴をあけるのも死ぬ。屈んであけていく。150もあけると腰が死ぬ。

続いて植えるのも死ぬ。1日で600植えた後はまじで死んだ。

植えた後にはたっぷり水をかける。黒マルチは水分を守るためにひいています。

雑草との戦い

マルチを張り、梅雨の時期に植えたのだが雑草との戦いは避けられなかった。

畝の間にも雑草は出てくるし、植えたとこにもたくさんでてくる。

畝間は自分が辛いだけだが、株はさつまいもの生育に悪いとgoogle先生が言ってたので必死で取った。

が、どんどん生えてくるので途中から放置した(気がする)

多分畝間はほっといてもいいと思うw。

しかし近所の人の中であそこの畑の人は手入れがなってないと言われるので注意。

伸びすぎて道路や隣の畑に行くようなことがあると大問題。

特に僕みたいなIターン者はご近所付き合いが大事。

畑や機械を貸してくれなくなったりあらぬ噂を立てられたらたまったもんではないからだ。

つる返し

左側がツル返しした方

右側はしてない。

さつまいものつるとは恐ろしく伸びるもので遂に畝の間がつるで埋め尽くされた。

google先生に聞いたところ、葉っぱが地面にあたるとそこから不定根がでて地面にひっつき

そこから養分を葉っぱにいかせてしまうため芋が大きくならないとのこと。

それはいかん。芋の収量は金に直結する。

千葉から友人もきてくれて必死に根をペリペリ剥がして畝に乗せていった。

農家の方に聞くと、このつる返しを行う人は半分ぐらいだ。

何してん?と聞いてくる人もいるし、どっちが正しいかは不明。

だが、僕は先人の知恵というのを信じていないので常にググる。

その代表格として

虫がついてるほど美味しい

という全く意味の分からないものがある。

はっきり言いたい

人間の味覚は虫と同じじゃない

収穫

自家消費する分は川で洗う。

定植から4か月。

そろそろ収穫時期だ。試し堀りをするも少し早い模様。

しかし、5000本ものさつまいもだ。

もちろん販路は見つけてから植えた。

こんなに作っても売れないと意味ないw。

今週末に100kgくれとのことで急いで掘っている。

 1人で掘ると死ぬ。5株ぐらい楽しいけど。

しかも商品なので、掘ってから洗って包装しなくちゃいけない。大変やで。

尚且つ

無農薬でやってみたので表面虫食い発生!

虫と人間はこの地球が存在する限り分かり合えない。きっと。

無農薬野菜は本当に手間がかかる。

毎日何回も畑に行って虫をとらないといけないし、売値だって高くない。

今の農業に対する考え

以前は

無農薬万歳!農薬反対!

だったものが現在

どちらも良さはある

という考えに落ち着いている。

冒頭の言葉を放った方の話に戻そう。

「いやー出荷用の野菜なんて家族に食べさせれないよね」

出荷用の畑はもちろん一般消費者に流れて食卓に並ぶ。

その野菜にニーズがあるからだ。

その方も、家族や自分が生きていくために農薬を使い野菜を育てている。

何も間違っていない。

他にもナス、オクラ、かぼちゃ等を育てているが

無農薬でやろうと思えない。

これが現在の答え。

理由として

  1. 農薬を使ったときと比べ数倍手間がかかる
  2. そんなに高く売れるわけでもない
  3. 収量もそんなにない
  4. そんなに農薬が害だと思わない

少し農業してみて生きていくためには無農薬野菜、自然農法だけで生きていくのは難しいなと思っています。

手間がかかりすぎる上に全然儲からない!

最低限の農薬で安全な野菜を

これを目指して来年の農業にチャレンジしていきます。

2 件のコメント

  • 本当に無農薬でやるのは難しいですね
    露地だと隣の田畑の雑草から虫が飛んできたりして隣ですら気になります
    農薬使わなかったら害で売り物にならなくなるからそりゃ農家は農薬使います。死活問題ですからね
    それにほとんどの農家はサラリーマンほど所得ありませんからよっぽどの趣味か補助が無い限り無農薬なんてやらないでしょう
    農家の方が作る野菜にどれだけの手間がかかってるかと思うと…毎日感謝しつつ頂いております

  • コメントありがとうございます。
    そうですね〜畑で感染するものもありますからね〜。
    全滅したら終わりですからねえ。
    無農薬至上主義の人って、農業したことない人でしょうね。

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