フリーランス4年目のきしころです。
今回は2018年10月頃に登場した「フリーナンス」というフリーランス向けの保険サービス紹介です。なので会社員の人はブラウザバックしましょう。
会社員であれば、大体どんなミスも会社や国が責任を負ってくれます。怪我したら労災。会社辞めても失業保険。対してフリーランスは
例えばあなたが業務委託として受けてる会社の顧客情報を流してしまうとか、可能性は低いにしても0ではないんですよね。1つのミスで潰れる会社はここ最近多いんです。バカッターやっちゃうと個人経営の店舗なんて一発で潰れますからね。怖い怖い。
加えて請求書や振込の管理だってもちろん自分。毎月25日に一定の金額が振り込まれる訳ではないのでしっかり入金を管理する必要があります。
クリエイターなら著作権侵害とか言われちゃうリスクだってあるわけです。そんな時の保障がフリーナンスでできるわけですね。
しかもこのフリーナンスは無料のプランもあります。
これから来る個人数値化の時代にフリーランスの人は今すぐ登録しておくべきです。僕も早速登録したので、メリットやサービス概要、感想まで詳しく紹介していきます。
フリーナンスの概要
フリーナンスはGMOが運営するフリーランス向けの財務補償サービスサービスです。
23年もやってるGMOという多いな会社のサービスとあって信頼度も抜群。
- フリーランスとして活動し始めでキャッシュが欲しい方
- 不足の事態に備えておきたい方
- 毎月のキャッシュフロー管理を楽にしたいかた
これらの方にフリーナンスはおすすめです。
フリーナンスのサービス内容
現在フリーナンスには2つのサービスが存在しています。1つは無料。もう1つは手数料が3%〜最大10%かかってくる有料サービス。
それぞれ詳しく紹介していきます。
無料で使えるあんしん保障
まずは無料で使える「あんしん保障」。下記3つの事故に最大5000万円の保障がされます。
- 業務遂行中の事故
- 仕事の結果の事故
- 受託物の事故
具体的な事例は下記の通り。
更に下記の場合最高500万円まで保障してくれます。神すぎる。
という感じですが無料なんですよね。一応からくりがあって、フリーナンスアカウント作成時にGMOの口座が開設されるためこちらは無料で利用できるというわけ。今後も無料で継続していく予定ではあるそうです。
僕の場合業務委託でマーケティングの仕事をしているのですが、
- ファイルの共有先間違えた!
- 広告の限度額間違えた!
- 納品遅れて全体に大きな損害を与えた!
とか、人間なんでやっちゃうミスは絶対あるんですよ。
このミスが正社員なら謝れば許されるパターンがほとんど。しかしフリーランスの場合そうともいきません。会社や国も責任は1%も取ってくれず、全て自己責任になるんですね。
明らかな著作権侵害などを除いて、不注意による故意ではないミスは絶対に起こりうるものです。人間なので。そういう「もしもの時」のためにこのサービスはめっちゃ助かりますね。しかも無料ですからね。フリーランスとして登録しない手はないです。
手数料3%〜10%の即日払い
2つ目のサービスは「フリーナンス即日払い」というサービスです。請求書を買い取って即日入金してくれる神サービス。
こちらは手数料が3%〜最大10%かかります。
フリーランスの苦悩として
他にも
というフリーランスの方もいるでしょう。
そのような方のために企業に代わってフリーナンスが先に支払ってくれるというサービス。
請求書をフリーナンスが買い取ってくれて、即日メインバンクに振り込んで貰えるというシステム。最高買取額は300万円。300万円あればフリーランスの方ならほとんどの案件で問題ないでしょう。
手数料の3%〜10%は、フリーナンスアカウント作成時に作られる専用口座を使えば使うほど下がっていきます。更に初期300万円の買い取り限度額も上がっていくそう。最初は手数料10%と少々高額ではあります。
大きなエージェントを通さずに、小さなベンチャーと直接契約している人は使うことが大きかもしれません。逆にエージェントを通して契約している人が多いフリーランスエンジニアの方たちはそんなに使わないんじゃないでしょうか。
即日払いの図解は下記の様な感じになります。
実際に登録してみよう
右上の「新規登録」をクリックしましょう。
メールアドレスを入力します。
メールでなくてもフェイスブックアカウント、またはグーグルアカウントでも登録可能。
僕はグーグルで登録しました。
メールが来るのでURLを押して認証します。
URLを開いたらパスワードなど、必要な情報を入力していきます。
次に重要なもの、フリーナンスから振り込まれるお金の移動先、つまり自分のメインバンクの登録をしましょう。
続いて身分証明書の提出です。僕は運転免許証を提出しました。住所変更している人は裏面も忘れずに。
これで確認画面になって「この内容で申し込む」をクリックして審査に入ります。
申込み確認メールが来ていると思うので一応チェックしておきましょう。
メールには「おおよそ2週間で口座情報が郵送」と書いてありますが、現在は1週間ほどで完了するそうです。
認証のはがきが郵送されてくる
申込みから4日程度で手紙が郵送されてきました。
はがき内に記載のあるコードを認証したら、フリーナンスの「あんしん口座」がすぐ使えるようになります。(無料で使えるあんしん保障ではないので注意)
フリーナンスにログインした画面と感想
実際にフリーナンスに登録後、ログインした画面は下記の感じです。
口座を作ってすぐ無料の「あんしん保障」が使えないみたいなので、早めに申込みしましょう。
僕は3/4に申込みを開始してはがきが来たのが3/10。はがきのコード認証したのが3/18と少し遅めです(はがき埋まってた)
あんしん保障を利用するには、はがきを認証してから1ヶ月ほどかかる模様なので早めに申込みしましょう。最近申込みが多くてはがきが送られてくるまで時間がかかっているそうです。
与信スコアをあげることで限度額が上昇
フリーナンスのでは「与信スコア」を上げることで現金化できる限度額が上昇していきます。
- SNS連携
- MoneyTree連携
- 収入証明
この4つが大きな要素になっているようです。
Facebook連携してみた
僕は登録がグーグルなので、与信スコアを上げるためにFacebook連携してみました。
先程410だった与信スコアは420になったものの、現金化の上限や手数料は変わりませんでした。しかし、与信がスコア化されているのは面白いですね。銀行にお金借りる時なんか与信は絶対スコア化されていないので、何をしたらもっと借りれるかって基準が無いですからね。
他にも
- 前年度の課税証明書
- 前年度の決算書
- 公共料金領収書
なんかもアップすることが可能。課税証明書なんかは与信スコアに大きく関わってきそうですね。
今後はこの様なサービスで個人は数値化されていく
今までフリーランスは信用を数値化するものがなかったんですよね。しかし最近「VALU」などによって個人の信用が数値化されて来ました。SNSのフォロワー数やその他の情報を元に時価総額を出してくれます。
フリーナンスを介して請求書を出すメリット
実際フリーナンスを介して現金化すると、最初に10%という大きな手数料がかかってきます。
個人のフリーランスは余計な手数料を払いたくないために、企業と直接契約する人も多いでしょう。しかし、フリーナンスを介すことで、事前に与信化されたスコアを使って相手先の企業に
と怪しくないというアピールをすることも可能なんですね。
今後どんどんフリーランス人口は増えていくと言われ、企業側もフリーランスと会社を繋ぐサービスはどんどん出てくると思います。そんな時、VALUやフリーナンスなどのサービスを使っておくことで先行者利益を得れることは間違いないでしょう。
会計ソフトfreeeとも連携
フリーランスの人で多く使っていると思う会計ソフトfreee。僕も使っていますが、freeeで作成した請求書をフリーナンスに自動読み込みが可能。そのまま即日払いが申し込めるという仕様になっているのも嬉しいですね。
恐らく今フリーランスになる人は、会計ソフトとしてfreee使う人が多いと思うのでこれはGOOD!
「FREENANCE」と「会計freee」のAPI連携を、2019年4月を目処に開始いたします。これにより「会計freee」で作成した請求書を「FREENANCE」のマイページで自動読み込みすることが可能となり、わずか数クリックで(…)「FREENANCE即日払い」の申し込みが行えます。https://t.co/he6mwYdtwX
— フリーナンス公式 (@freenance_jp) 2019年2月28日
まとめ
フリーランス向けの財務サービス「フリーナンス」を紹介しました。フリーランスとフリーナンス、名前が似てて読みづらかったと思いますがここまで読んでいただきありがとうございます。
フリーナンスをただの請求書仲介、保障サービスと思うのは大きな間違いだと僕は思います。
これから来る「個人の時代」におけるスコア化の流れを速めに掴みましょう。今後出てくるスコア化サービスを早めにキャッチアップ、利用しておくことは大きな先行者利益を得れると思います。