福井県高浜町議員「児玉千明」の炎上について思うこと

フリーランス農家のきしころです。
 

僕の狩猟仲間の一人、児玉さんがネットで炎上しています。

定期的に狩猟系は炎上するのですが、今回思ったことを記述していきます。

以前書いた炎上に関する記事はこちら

花巻猟友会大炎上に見る動物愛護と狩猟者の関わり方について

花巻猟友会大炎上に見る動物愛護と狩猟者の関わり方について

2018年2月8日

児玉さん炎上の経緯

今回の炎上における大まかな流れは以下です。

  1. 児玉さんが白目を向いて鹿と写真を撮ってSNSにあげる
  2. 動物愛護の人がこれを発見
  3. Twitter、Facebookなどで児玉さんを潰せと大拡散を求める

という感じです。

炎上は仕方ないかもしれない

今回炎上した理由で大きいのが、

  1. 児玉さんが自分で獲った鹿と
  2. 白目を向いて
  3. 写真を撮っている

ということでしょう。これが動物愛護の人はもちろん一般人の多くから「獲物に敬意を示せ!」「ふざけて殺すな!」という風にうつったものと思われます。(動物愛護の人はそもそも狩猟すんなと思ってますが)

実際猟師の僕から言わせてみれば、こういう写真を撮る猟師は少なくありません。僕は白目向けないから撮らないけど、大きい鹿を獲ったときは笑顔で記念撮影します。

絶対に理解されないことなんですが、笑顔で写真を撮ったりするのは、動物への敬意があってこそなんです。これは理解されないの分かって言ってます。

そもそも論になってしまうのですが、猟師は動物が大好きです。大好きだから自分で殺して食べるんですよ。自然ももちろん大好き。

現代の日本では一般的ではない「狩猟」という行為に普段から触れてる人と、触れていない人の間で動物に対する認識の差が生じてしまうのは仕方がないことだなあと、まず思いました。

批判してる人は敬意示してんの?

では仮に児玉さんが動物への敬意がないとして、批判してる人はどのくらい敬意を示しているんでしょうか?

例えばですが動物の肉を食べる時、生まれてから毎回「頂きます」って言ってますか?

もっと言えば、カップラーメンとか調味料に入ってる動物性タンパク質を食べる時でも言ってますか?

敬意なんて人それぞれ違うんですよ。僕の友人にはご飯を食べる前に3分ほど瞑想する人がいますが、彼に比べたらここで批判してる人は全て敬意が無いと言われても仕方ない。

自分を基準にして「敬意がない」と言われてもモヤモヤ感は拭えません。

ぜひ動物愛護の人は車乗る時に正装で乗って欲しい。夜車走らせたら多くの虫がライトにぶつかって死んでいるのだから。

マグロの解体ショーはいいんか?


先日和歌山のホテルに行ったんですが、マグロの解体ショーがあったんですよ。

今回の写真批判してる一般人はマグロの解体ショーはなんとも思わないのか?死んだ魚を見世物にして食うんだよ?悪魔の所業以外の何物でもない行為だ。

つまり人間は、個人の価値観で基準を設けて人を批判しちゃうんだよな。

動物愛護の人は何がしたいんだ?

まあここからは雑談です。動物愛護の人って何がしたいんですかね?

毎回猟師が炎上すると大勢で寄ってたかってネットいじめが発展します。これをみて毎回

きしころ
日本でいじめは無くならんわ〜!

と思いましたね。あと謎の団結感。

自分たちが絶対に正しい。なので間違っている人は自殺に追い込んでも大丈夫だ!

みたいなナチス感を感じます。

動物愛護の人が言う「動物は可愛いから殺してはならない」っていうのは非常に短絡的で将来の動物のためにならないんですよね。

議員辞職させるのがゴールなの?辞職させたとして、果たして鹿や熊は守られるのかな?

例えば鹿の狩猟を禁止したらどうなる?

環境省が出しているデータによれば鹿はこんな感じで増えていってます。

2015年には約45万頭を捕獲、駆除していますがどんどん増えている状況なんですよね。

農林水産省が出しているデータでは、2018年の鹿による農作物被害は55億円になっています。

鹿の駆除数はうなぎ登りに増えているのに、鹿の生息数と被害額は減るどころかどんどん増えていってるんですよ。

この状況をしっかり理解した上で、動物愛護の人は対案を出せ対案を。

鹿を殺さない代わりに農業被害学55億円を動物愛護で募金します!とか。

殺すな!っていうのなら小学生でも言えるので、是非議論できるレベルまで持ってきてくれる鹿も嬉しがると思います!

まとめ

というわけで、ちゃちゃっとまとめたので拙い文章や違ってる箇所もあると思います。ただ動物愛護の人に関して書いたとこは何ひとつも間違ってないです。

まあ表に出てくる人は叩きやすいですよね。児玉さん議員だもん。動物愛護の人が一致団結して叩きやすいのも分かる。