新しいことになんでも挑戦して行く街、古都京都
所謂やばい店。
そんな居酒屋が多いのもここ、京都である。
中でもぶっとんでいる店
それが
スペースネコ穴
だ。
昨日初潜入してきたので今回は紹介したい。
場所
京都最大の繁華街木屋町から歩いて20分程度
地下鉄四条駅から徒歩10分程度の場所にある。
京都の道は表が明るくても1本入ると一気に暗くなるので注意
どうやばいのか
説明が難しいのだが潜入して思った事を綴ると
- ちょ!入って良いの?
- ちょ!営業許可とれてんのか?
- ちょ!これ普通の家やん!
- ちょ!なに、あの世への入り口か?
みたいな感じだろうか。
僕の文章力が皆無で全く伝わらないので写真を交えてご紹介しよう。
ネコアナへの入り口
おお・・・
入っていいものか気になって入れない。
絶対一人じゃ入っていかない。いや、行けない。
京都の一見さんお断りのそれとは違う
独特の入りづらさ
がそこにはある。
ここを抜けると靴を脱ぐ場所に辿り着くが、
暗すぎてほぼ何も見えないので注意。
入店
靴を脱いで戸を1枚開けると、そこが店だ。店のはずだ。
だが、僕の知ってる所謂(店)とは一線を画す店がそこにはあった。
いや、むしろ僕の知ってる店という言葉では表せないものが
戸の向こうには広がっていた。
・・・
戸を開けた瞬間笑う事すらできないそれがそこにはあった。
ちょ、これ
そう思った。
状況があまり理解できないがとりあえず空いている席に座る。こたつが4台ほど置かれ、奥には常連さん達がいるようだ。
ちなみに今日はこの日3軒目だったが1軒目で知り合った人がたまたまここで飲んでいた。誰が店主かもわからず、とりあえずビールを冷蔵庫から取って飲む。
お会計は自己申告制で、ご飯のメニューはない。
大事な事なのでもう1度言う
お会計は自己申告制で、ご飯のメニューは一切ない。
いや、僕がしょうもないばかりに店の雰囲気に飲まれ調査できていない可能性は否定できない。だが、料理を頼んでいる人は1人としていなかったのだ。
それはつまり料理のメニューはないという事になるのではないか。居酒屋(?)で料理のメニューがない。
店というものは一体何なんだ。知らぬ間に常識に囚われているのが僕たち人間なのかもしれない。
料理のメニューがないのだが、基本テーブルの上にある食べ物はフリー(らしい)
とりあえず梅干しを食べビールを飲む。
横に置いてあったチョコも食べた。
すると、どこからともなく店主のような人が、刺身を持ってきた。
場の空気に飲まれ、注文せずにいると、刺身が運ばれてきたのだ。
それはつまり
この店では出されたものを食べるシステムという事に他ならないのではないか?
店とはなんなんだ。そう何度も自分に問いかけるしかない。
ちなみに運ばれてきたのは金目鯛とマグロの刺身
まさかの金目鯛。高級。
しかもうまい。なんなんだこの店の謎クオリティー
その後ようやく店にも馴染めてきて、隣の人と話し始める。
こんな入りづらい店に来ている人だ、絶対変人だ。
いきなり隣の人に、
って聞けちゃう店だ。きっと聞ける。
結局5人
- 僕
- IT企業の女社長54歳
- 2年半バイクで日本一周してたイケメン30歳
- 最近話題の企業で働いてる神奈川から1人でこの店にきたツワモノ
- あんまり記憶にない男30歳
のメンバーで飲んだ。
あんまり記憶にない30歳と女社長は1軒前の店で出会ったらしい。
グダグダとこたつで自己紹介しながら飲む。
あ、すっかりこの店に溶け込んでる。
溶け込んでいるというよりは溶かされているといった方が正しいかもしれない。
すっかり酔ってきてこたつで眠くなっていると鍋が出てくる。
金目鯛のしゃぶしゃぶだ。
謎。こんなに汚い店に金目鯛のしゃぶしゃぶ。
めっちゃうまい。
謎クオリティー。
4軒目行くために早々と撤退。
この5人で次の店に行くことになったが僕は前日から頭が痛かったので撤退
車中泊のためパーキングに停めている車に戻って寝た。
まとめ
↑この店の魔力でぶれた
とても好き嫌いがハッキリするお店。
連れて行く人を選ぶお店だった。
通常はネコちゃんもいるらしいがこの日はお休みだった模様。
お会計は自己申告。
何杯飲んだか申告して食べた料理によってテキトーに決めてもらえる。
2人で3杯と金目鯛と鍋、その他ちょこちょこ食べて3500円。
そんなもんだ。
京都は本当に面白い街だ。
まだまだ開拓していきたい。
ネコアナは京都西のやばい店。東のやばい店はやばすぎる居酒屋その2【村屋】@京都にて紹介しています。