「地毛証明書」への反発が教育現場から聞こえないという悲劇

フリーランス農家のきしころ(@kagoshimato)です。

君の髪の毛は染めている色をしているので、明日までに直して来なさい!

中学校入学時、先生に強く言われた友人がいた。その友人は、地毛の2割ぐらいが金髪の髪の毛をしており、髪の毛全体をみると金髪っぽく見えるのだ。髪の毛は自分の遺伝子のルーツを表したり、現在においては「ファッション」や「個性」を表す重要なポイントの1つだろう。

その中で議論を巻き起こした地毛証明書という存在。自分の髪の毛が染髪やパーマなどで手を加えられていない「天然」だと示すものらしい。

地毛証明書が導入されたことに対する意見は交わす気はない。僕が不思議に思うのは「現場」からの反発や意見が全く聞くことがない点。今日はこれを紐解いていこう。

上の決定に「NO」と言えない新米教師

「本校では地毛証明書を導入します!」と校内の会議で発表時、僕と同じ20代前半の先生は何を思ったのだろう?

  • 狂ってる
  • おかしい
  • と思わなかっただろうか?

    僕の育ってきた環境から言うと相当「狂ってる」。8年ほど前になるが高校生の時に「地毛証明書」という言葉を聞いたことは一切無かった。現在20代前半の先生はそんな状況の中で育ってきた人が多いはずだ。「狂ってる」と思わなかっただろうか?

    思ったはずだ。しかし「NO」とはいえなかったのだろう。それは基本の教育会における暗黙のルールで、破ることができなかったのだろう。

    交渉力の弱さ

    公務員の就業規則をよく知らないが、超縛られるということはなんとなくしっている。もちろん副業(投資系はOKと聞いた)はダメ、公務員である以上「公務員法」とかいうよくわからない法律で縛られるらしい。

    その上でだ、

    「地毛証明書を導入します」と会議で決定した時に「NO」と言える人は何人いるだろうか?誰だって自分がかわいい。自分の生活が大事だ。

    完全に年功序列の縦社会で「それは違うんじゃないですか?」と新米教師ながら意見を言うことができる人は何人いるだろうか?恐らくほとんどの人が言えないだろう。その証拠に、地毛証明書に関して現場からの反発の声はかき消されたように聞くことがない。思っていても言えないなんて、僕にとっては殺されてるのと同じ環境だ。

    なぜ言うことができないのか?これは単純に「」交渉力が圧倒的に弱い」からだ。

    公務員は副業禁止なので、多くの教師が教師としての報酬に縛られているから。辞めても次の職を探さなければならない。副業で教師以上の収入があれば、教師を辞めてもそんなに痛手じゃないが、無職になってしまう状況下では自分の発言力を支える土台がない。

    副業を禁止することによって教師という存在を暗黙ルールの中にぶち込んでいる。

    個を育てない教育の未来にあるもの

    オルタナティブ教育など、既存の教育から脱却した教育が認知され始めたものの、まだまだ義務教育は主流だ。これからどうなるかは知らないが、「個を潰し、周りに同調する教育」にどんな未来があるのだろう?

    教師の方々は生徒の未来をどのように思い描き、働いているのだろう?僕は気になって仕方がない。

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